Case study
実績紹介
Case01
アジャイル開発の導入による開発フローの健全化
クライアントのビジネス拡大は、予想外の課題をもたらしました。
急増する運用タスクは開発チームに重圧をかけ、プロジェクトは暗礁に乗り上げてしまいました。
しかし、私たちの独自のアプローチでこの困難を突破。全てのステークホルダーがリアルタイムでプロジェクトの
進捗を把握できる透明な仕組みを構築し、クライアントは新たな展望を見出しました。
この事例では、困難をチャンスに変え、ビジネスの変革を達成するプロセスを紹介します。
課題の洗い出し
先ずはクライアントが抱えている課題の全容把握と、ビジネス上のイン パクトを精査しました。
顧客課題
- サービスの急拡大に伴い、エンジニアチームが担当していた運用タスクの負荷が増大
- 緊急度の高い運用タスクが、開発タスクより優先されることにより、開発リソースを圧迫
- リソースの不足による開発停滞が発生
解決方向性
ビジネス側から出される要望が、開発側の持つ能力を超えてしまっていることが原因であると判断。全てのステークホルダーがプロジェクトの状態をいつでも確認出来るよう、様々なデータを見える化する仕組みを導入することにしました。
課題解決策
- タスクの緊急度・優先度を整理し、それぞれの進捗を追跡できる仕組みを導入
- 小規模な機能の開発・リリースと、細かい軌道修正により、限られた時間の中でも着実な機能開発を実現
- 積まれたタスクから本質を見つけ出し、根本原因を自ら解決していける組織作りを支援
成果
アジャイル開発の導入により、新機能のリリースを迅速化し、ビジネスの変化に素早く対応できる文化を築くことができました。
運用タスクにも優先度がついたことで、健全な開発サイクルが回るようになり、クライアントはビジネス要件に対して迅速かつ効率的に対応することが可能となりました。
Case02
運用・保守不全による機会損失の改善
クライアントのサービスは急成長を遂げていましたが、それと同時にサーバーのキャパシティ問題、
セキュリティの脆弱性、そしてソースコード管理の属人化といった重要な課題が浮上してきました。
これらの課題は、ブランドイメージの低下や機会損失、さらには人的ミスの増加といった具体的なビジネス上の
リスクに直結していました。私たちの分析と綿密な対策により、クライアントのシステムはどのように進化し、
どのようにこれらの課題を克服したのでしょうか。
この事例では、技術 的な挑戦をビジネスの機会に変えるプロセスを紹介します。
課題の洗い出し
先ずはクライアントが抱えている課題の全容把握と、ビジネス上のインパクトを精査しました。
顧客課題
- サーバーの機能不全(キャパシティ問題によるアクセスを捌ききれないことでの機会損失)
- セキュリティの脆弱性による他者による改ざんが行われブランドイメージの低下につながった
- ソースコード管理やリリース方法が属人化したことでの人的ミスの多発
解決方向性
様々な観点でチェックを行い、最低限必要とされる対処が出来ていない箇所から、優先的に整備を進めました。
課題解決策
- キャパシティに見合うサーバー構成の見直しと根本原因の改善
- セキュリティの定期更新および悪意あるユーザーのアクセス制御の仕組み導入
- バージョン管理ツールの導入、リリース手順のルール化による作業の自動化を推進
成果
インフラ全般の抜本的な見直しによる機会損失率の改善、セキュリティ面の強化を図り、より安心してサービスを利用いただける基盤を整えました。
また、バージョン管理やリリースの自動化によって、システム開発における安定性と作業効率の向上に貢献することができました。
Case03
技術負債の抜本的な解決支援
機能開発によって生まれた技術負債が放置された結果、雪だるま式に増えた負債は新機能の
開発リソースを奪い続け、開発メンバーの増員も意味をなさない状況に陥っていました。
技術負債が生み出す負の連鎖は、ビジネスの成長を鈍らせる足かせになっていましたが、
誰も根本的な問題の解決に目を向けられない状況でした。
この事例では、中長期的な技術負 債の解消と新機能開発を両立させ、
ソフトウェア開発にもう一度スピード感を取り戻すプロセスを紹介します。
課題の洗い出し
先ずはクライアントが抱えている課題の全容把握と、ビジネス上のインパクトを精査しました。
顧客課題
- 各種ミドルウェアのバージョンアップが放置されており、サポート切れとなっていた
- テストが書かれておらず、追加開発(変更)への心理的障壁が高かった
- 新規機能開発が停滞してしまっていた
- 状況を打破すべく、修正作業を模索するも、一つ直すとどこかが壊れていた
解決方向性
新規機能開発を阻害している要因一つひとつを明確にし、中長期的なスパンで解決していく道筋を立て、原因となる技術負債の返済と、新機能の開発を両立できる体制作りを行いました。
課題解決策
- 中長期的なアップデート計画 の立案と以後のアップデートルールの整備を行なった
- 小規模の技術的負債返済タスクを毎スプリント消化するルールを作り、テストを拡充した
- 負債の解消と機能追加の優先度を見える化することで、計画的に負債を返済していく体制を整えた
成果
このプロジェクトでは、多くの技術的課題を解消し、開発フロー全体がスムーズになりました。特に開発スピードの向上は顕著で、新機能の追加や既存機能の改修が以前よりも効率よく行えるようになりました。
この改善により、クライアントからも「ビジネスが加速した」との高評価を得ることができました。また、セキュリティ対策も強化され、定期的なシステム更新が当たり前の文化となっています。これによって、セキュリティリスクの低減と、持続可能なシステム運用が可能となりました。